Like a monotone.

Only those who do nothing at all wake no mistake but that would be a mistake.

記念日ディナーとムードの話。

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らっという間に、入籍して1年が経ちまして。
それぞれの季節にそれなりの記憶はあるのだけれど、それにしても早すぎて早すぎて。
これは一体何事なのでしょうか。

せっかくなので1周年記念にお洒落ディナーを試みたわけですが、なにせ7ヶ月のニンプなのでシャンパンを開けるでもなく、さらに糖質制限をしているため出されたデザートも申し訳程度に口をつけるのみ。。。

ま、これこそタイミングと思うことにして、お食事と会話をそれなりに存分に楽しみました。

ディナー場所に選んだ六本木ヒルズジョエル・ロブションは、恵比寿のそれとは違いカジュアルフレンチなので明確なドレスコードはなく、おっと はセットアップにスニーカーでしたがまったく問題ありませんでした。

メインのお食事は、秋の食材をふんだんに使ったコース。どれもこれも美味しく、なかでもポルチーニ茸が美味!!久しぶりに心の底から悶絶しました。

で、こういうお店に来ると例外なく行われるのが人間観察。
オーバルのようにカーブのかかったカウンター席だったので、テーブルのそれより周辺の表示や会話が届くものでして。

この日、Birthday Callを3回ほど聞きました。皆少し恥じらいつつ、Fireworksが添えられたケーキに微笑んでいて、こちらも幸せのお裾分けをいただいて心地よかったです。

ちなみに私たちは、予約の時点で結婚記念日であると伝えてあったため、入店した瞬間から「おめでとうございます♡」の言葉で迎えられ、サーブしてくださる方と終始なごやかにトークしていたわけです。

と、並べると周りも皆同じかのように思いますが、残念ながら決してそうではなく...。

右隣りの男女、
前菜のお料理が運ばれてすぐに、

「会話の中にさ、元カレの話題が出て来すぎじゃない?(苦笑)」

と、男性が女性に注意をする険悪な瞬間が到来。

「どんな話題をしとんねーん!(笑)」

とこちらが思いきりツッこんで笑いにもって行きたくなるほど、寒々しい雰囲気でした。
(もちろんもっと寒々しくなるので決してダイブできませんが)

はたまた左隣りの男女は、
どちらも敬語で会話をする距離感ながら、途中で女性が積極的に男性の太ももに手を伸ばすなどしていたので、

 ''おおっ!関係前進!'' 

と勝手に鼻息を荒げていたら、チェックのタイミングでそれぞれがカードを出しどっちが払うかでゴニョゴニョしだしちゃいまして。
第4コーナー曲がった瞬間一気に失速って感じ。F1実況の天才である古舘さんでさえ絶句の展開に。

しかも、後出しした女性のカードの方がランクが上だったものだから、もう目も当てられない事態に。
なんでワザワザ出すかな、女性よ。

本来なら、どちらが誘ったのか、どちらがお店をチョイスしたかで、チェックのトレーが来る前にスマートにできるといいのだけれども。
さすがにアレはいただけない。

どちらのカードもトレーに乗せられて、サーブの方が、

「ど、どうされますか?それぞれでお切りしますか?」

そんなこと聞かせないで!!!

って私が思いましたよね。

もはや、それまで丁寧に作られていたムードは綺麗さっぱり消えておりました。
他人のことなのでいいのだけれど、あれだけ雰囲気作りあげてるお店側としてもやるせないよなぁと。

雰囲気はみんなで作るものなのよと、思わずにはいられませんでした。

ともあれ、私たちはお料理とともにそんな両隣りを観察し会話を弾ませ(どんな奴らだ)たので、とてもよいディナーでした。

大きなトラブルもなく過ぎたこの1年に感謝し、次の1年がまた始まりました。さてはて、2年目はどうなることやら。
兎にも角にも、人のふり見て我がふり直せでまいりたいところです。